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フィルム日記Vol.12 PENTAX SPグラファイト塗装!!
2017.01.30
みなさまお久しぶりです。
カメラのキタムラ松本並柳店安藤です。
自身のブログをアップするのはとても久しぶりです。
寒い毎日いかがお過ごしでしょうか?
私の方は18年連れ添っている飼い猫がしばらく前から
病気になっており介護が必要になっているため
このところほとんど遠出出来ていない状況が続いています。
そんなわけでして休日は自宅でカメラのメンテナンスなどを
しながら過ごす日々が続いております。
そんなメンテナンスの中で最近行ったものをちょっとだけ
紹介したいと思います。
1964年発売のASAHI PENTAX SPです。
往年の銘機も今となってはジャンクコーナーで格安で
転がっていたりしますね。
私の持っている個体もかなりくたびれてきていて時々
ミラーが上がりっぱなしになったりしていたのです。
スローシャッターの精度もなんとなく怪しい感じです。
この機会に整備と再塗装をしてみることにしました!
オリジナルの軍艦部は凹んでいたので部品取りの目的で
ジャンク品をオークションで取り寄せてみました。
iPhoneで撮影 軍艦部をばらしてみたところ
かなり錆付いた個体が届きましたよ。
でも凹んでさえいなければこれでいいんです。
どうせ再塗装しますからね。
この際、スペシャルなグラファイトカラーで仕上げて
みようと思います。
メーカーがよくスペシャルエディションとして発売する
特別モデルに使われている塗装ですね。
鉛筆の芯のようなメタリックがかった仕上がりが特徴
なんです。
このグラファイトカラーで再塗装してPENTAX SPを
世界に一つだけのオリジナルスペシャルエディション
に生まれ変わらせてあげたいと思います。
使用するグラファイトカラーをアマゾンで取り寄せて
みました。
iPhoneで撮影
主成分がグラファイトと呼ばれる炭素成分でなっている
このスプレーを何回かに分けて吹きつけていきます。
一回吹き付けるごとに焼付けという作業を行なって
定着させていきます。
焼き付けることで耐久性のある皮膜が形成されて
いくそうです。焼付けに使用したのはパンを焼く
トースター。750Wの出力で一回につき15分ほど、
合計3回の塗装と焼付けを行いました。
グラファイト塗装だけで仕上げるとツヤがまったくない
マットな仕上がりとなるため最後に自動車のボディに
使うクリヤーを吹き付けることにしました。
今回焼き付けという作業を行なうためにあえてクローム
のモデルを仕入れたのですがこれには訳があって
ブラック塗装のモデルを使うと焼付けの際にオリジナル
の塗装が縮んでしまいうまく焼き付けることが出来ない
のです。
iPhoneで撮影 塗装するパーツをばらしてみました
ばらしたパーツを丁寧にサンドペーパーで磨き上げて
錆を取っていきます。
このとき軍艦部のフィルムカウンターに埋め込まれて
いるプラスチックの窓などは焼付けの際に溶けてしまう
ので丁寧に外しておかないといけません。
iPhoneで撮影 ばらしたついでに各部に油をさします
張り皮を丁寧にはがしてエプロンの部分を外すと
ミラーボックスとセルフタイマー機構が現われます。
ミラーアップしたまま戻ってこない個体はミラーボックス
の側面に張り付いているシャッター連動ユニットの
動きが渋くなっていることが多いようです。
iPhoneで撮影 ミラーボックスの側面
レリーズボタンを押すとミラーボックスの側面に張り付いて
いるこの機構が連動してミラーが跳ね上がるのですが
ここの動きが渋くなるとミラーがアップしたまま
戻ってこなくなるようです。今回はばらしたついでに
このあたりにも注油して動きが滑らかになるように
しました。
iPhoneで撮影 スローガバナー
ミラーボックス下部にあるスローシャッターを制御する
スローガバナーも動きが滑らかになるように潤滑剤を
少しだけ注油しました。
iPhoneで撮影
iPhoneで撮影
iPhoneで撮影
仕上がった画像が上の三枚です。
思った以上にキレイに仕上げることができました。
ミラーアップもスローシャッターも順調に動くように
なりましたよ。
世界に一つだけのオリジナルSPの誕生です。
カメラを持って出掛けるのがまた楽しくなりそうです。
今週はこのカメラを松本並柳店にプリント見本と一緒に
展示しているので近くに寄った際は是非仕上がり具合
を見に来てください


