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フィルム日記Vol.6 私の山カメラNikon NEW FM2編
2016.05.13
こんにちは、カメラのキタムラ松本並柳店安藤です。
皆さんは健康維持のために心がけていることは
ありますか?
私は一週間に一度は運動しようと心がけています。
以前は自転車によく乗っていたのですが、最近の
休日は専ら登山に出かけています。
iPhoneで撮影
必然的にカメラで撮影する被写体は登山絡みのもの
ばかりになってしまっているのですが
自分がどんなものに興味をもって撮影していたのか
後で見返してみるのもきっと楽しいと思います。
さて登山にカメラを持ち出す場合、ネックになるのは
カメラの運び方ではないでしょうか。
ウエストポーチなどの収納ケースにコンパクトな
カメラを入れて持ち歩いている方が圧倒的に多いと
思うのですが一眼レフなど大きなレンズのついた
カメラを縦にそのまま収納できるトップローディング
タイプのバッグを腰に付けている方もよく見かけます。
私は基本的には一眼レフ派なのですがカメラをバッグ
からいちいち取り出すのが面倒なので首から下げて
歩きたいのですが、そのままだと首の負担が相当な
ものになってしまいます。
色々試した結果、今ではカメラのストラップ両側に
小さなカラビナを付けてそれをリュックのキーリング
のような穴に引っ掛けて持ち歩いています。
iPhoneで撮影
一応脱落防止のためにストラップは首に掛けている
のですが左右のカラビナがカメラを吊っているので
首への負担はありません。
このスタイルでカメラを持ち歩くようになってからは
撮影もずいぶん楽になりました。
それでもカメラを胸の位置に吊り下げて歩くと時々
岩に当ててしまったり木の枝で擦ってしまうことも。
なので登山には高級なカメラは持っていけません。
そんなアウトドアで長らく愛用してきたのが今回
紹介するNikon NEW FM2です。
iPhoneで撮影
シンプルな外見でありながらその基本性能の高さは
折り紙付きで定評があります。
初代FMが発売されたのが1977年、それからFM2
を経て1984年にNEW FM2が発売されました。
ニコンでは中級機の位置づけながら当時としては
最速のシャッタースピード1/4000秒を達成し現代
でも十分通用する性能を有しています。
先回紹介したF2のシャッター幕速が10ミリセカンド、
同調スピードが1/80秒なのに対し、
NEW FM2はシャッターユニットを縦走行にすること
で幕速3.3ミリセカンド、同調速度1/250秒を達成
しています。その基本性能の高さが伺えますね。
初期型NEW FM2は超軽量チタン幕シャッターを
ハニカム状にさらに肉抜きすることで最速1/4000
秒を達成しています。
後期型NEW FM2はチタン幕シャッターがアルミに
変わってしまったのが残念ではあります。
興味深いのは軍艦部を形成するボディー上カバー
が一枚の金属板をプレスして作られていること。
iPhoneで撮影
ニコンのホームページにはこうしたカバーが伝統の
技術によって作られていることが紹介されています。
プラスチックボディーが全盛の今となっては消えゆく
技術となっていると紹介されておりました。
私は山にカメラを持ち出すことが多いのでカメラを
岩にぶつけてしまうことも多いのですがNEW FM2
は気に入っているので修理用の交換パーツは多数
常備しています。ボディー上カバーひとつを見ても
高度な技術が投入されているんですね。
山に持っていくカメラで悩んだときは大抵最後に
このNEW FM2に落ち着くのですが先日もこの
カメラを持って安曇野では有名な信濃富士と
呼ばれている有明山を表参道から、そして翌週には
大町市郊外にある穴場的スポット、鍬ノ峰へ行って
まいりました。
iPhoneで撮影 有明山全貌
この有明山の表参道、一度歩いてみようと思っていた
のですが、噂以上に過酷なルートでした。
非常に勾配のきつい登山道が登りだけで10km近く
続きます。標高差は1600m近く。
これは北アルプスのどの登山ルートにも負けない
レベルのものです。
沢登り、藪こぎ、ルートファインディング、そして今の
時期は山頂近くは影で残雪が凍りついており
ザイルとアイゼンが必要なルートになっておりました。
このルートの途中にはとても大きな滝が二つあるのを
ご存知でしょうか?
妙見の滝と白河の滝という名前がついているのですが
どちらも大変立派な滝なんです。
Nikon NEW FM2+NIKKOR Ai-s35/F2
妙見の滝
iPhoneで撮影 白河の滝
妙見の滝から先は沢登りのようなルートもあり緊張
の連続でした。
ヘルメットとハーネスを装着しての登山となりました。
iPhoneで撮影
妙見の滝を越えると大きな岩が川を塞ぐように
立ちはだかっていました。
iPhoneで撮影
途中大きな岩の間をくぐり抜ける箇所もあります。
Nikon NEW FM2+NIKKOR Ai-s 35/F2
有明山山頂にて
何とか難所を越えやっとの思いで山頂に立つことが
できました。しかし登りで道迷いがあったこともあり
思いのほか時間が掛かってしまった為、安全を考慮
して急遽、裏参道を通って中房温泉に下ることに。
裏参道は去年歩いたことがあるので気持ち的には
ずいぶん楽でした。
iPhoneは途中でバッテリー切れになりましたが
NEW FM2はフルメカニカルなのでバッテリー切れ
の心配は皆無です。
翌週は地元の山、鍬ノ峰へ。
iPhoneで撮影
今の時期、山は新緑が綺麗でツツジや石楠花が
見頃を迎えています。
iPhoneで撮影
iPhoneで撮影 鍬ノ峰山頂より
後ろに見えるのは七倉ダム、不動岳、七倉岳、
北葛岳、蓮華岳など。
今までいろんな山歩きに持ち歩いたNEW FM2です
がフルメカニカルのカメラは故障知らずで信頼性は
抜群です。
皆さんも信頼性抜群のメカニカルフィルムカメラを
アウトドアの相棒に加えてみてはいかがですか?
カメラのキタムラでは全国のお店の中古カメラの
情報をネットから調べることが可能です。
気になった機材はお近くのキタムラに取り寄せて
購入される前にご自身で確認していただくことが
可能です。
今、「写ルンです」がひそかなブームになっている
そうですが皆さんもこの機会にフィルムカメラの
魅力を今一度体験されてはいかがでしょうか?



