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フィルム日記 Vol.2 Canon NEW F-1編
2016.03.22
こんにちは、カメラのキタムラ松本並柳店安藤です。
先日、久しぶりに映画館に出かけてきました。
鑑賞してきたのは“エヴェレスト 神々の山嶺”
映画館は家で見るのと違いやはり迫力がありますね
孤高のクライマーと彼を追う山岳カメラマンを軸に
物語が展開していくのですが、今回は岡田准一演じる
山岳カメラマンが劇中で使用していたカメラ
“Canon NEW F-1”を取り上げたいと思います。
劇中で使用されていたのはNEW F-1のアイレベル
ファインダーモデルなのですが今回は私が使っている
AEファインダーモデル(絞り優先AE(自動露出)搭載)
を紹介したいと思います。
iPhoneで撮影
キャノン NEW F-1は1981年に発売されました。
同じ年、世間では寺尾聡の「ルビーの指輪」がヒットし
「なめネコ」が流行ったそうです。(懐かしい・・)
ガリガリ君が発売されたのもこの年だそうですよ
初めてNEW F-1を触ったとき
「このカメラすごくかっこいいな」と思いました。
つや消しのブラックペイント、剛性感のあるレバーや
ダイヤル、ひんやりとした金属の質感やずしっとした
重量感に銃器然とした雰囲気が漂っています。
iPhoneで撮影
NEW F-1は独特なシャッター機構を備えています。
1/2000~1/125秒、(X接点1/90秒)、B(バルブ)
が機械制御式、1/60~8秒が電気制御式の
ハイブリッドシャッターとなっています。
カメラのグリップ部に電気制御のための電池が
入るようになっています。
iPhoneで撮影
電池は値段の安い4LR44のアルカリマンガン電池を使用
していますが厳冬期の冬山では電圧が低下しそうです。
このほかにも4SR44や2CR-1/3Nなどが使えるそうです。
ちなみに電池室から電池を抜くと1/60から8秒のダイヤル
位置ではすべて機械式の1/90秒になるそうです。
さらに特徴的なのがボディとレンズの着脱方式です。
レンズ交換式のカメラにおいて現代のスタンダードに
なっているのはレンズとボディの接合面にそれぞれ
噛み合う“爪”を設け回転させながら着脱する
「バヨネットマウント」と呼ばれる方式ですが
この時代のキャノンの一眼レフにはスピゴットマウント
という方式が採用されていました。
これはレンズとボディを回転させることなく定位置で
突き合せ、締め付けリングを回して固定する方法です。
ちょうど水道管を接続するような感じを想像して
もらえると分かりやすいと思います。
水道管の接続とスピゴットマウントは似ています
私も最初このマウントを見たときははずしかたが
よく分かりませんでした。(笑)
このスピゴット方式で着脱するマウントをキャノンでは
FDマウントと呼んでいましたが現在キャノンが
採用しているバヨネット方式のEFマウントとはまったく
互換性がありません。
iPhoneで撮影
私が愛用しているFDマウントレンズは旧タイプのもので
通称“銀枠”と呼ばれています。
名前のとおりレンズとボディを固定するための銀色の
締め付けリングが特徴となっています。
ところで1979年に登場したNEW FDレンズにはこの
締め付けリングが無くなっているように見えるのですが
実際にはレンズの外側の鏡筒全体を締め付けリングに
仕立て上げているため基本的な構造は変わらないそうです。
このNEW F-1に私はクロススプリットというフォーカシング
スクリーンを入れて使用しています。
一般的なフォーカシングスクリーンでは被写体の縦の線を
スプリットの中央に配してから左右のズレを修正することで
ピントを合わせるのですが、これだと縦の線が見当たらない
被写体ではカメラを回転させるなどしないとピントを合わせる
ことができません。
私が使用しているスクリーンは縦横、どちらの線にも対応
しているのでピントを合わせやすいのが特徴です
iPhoneで撮影
この写真のようにピントが合っていないときには画像が
かざぐるまのように左右、上下にズレて見えます。
横線、縦線どちらのズレも同時に見れるので
ピント合わせがとても楽に行えるんですよ。
現代のデジカメのクロスセンサーが手動になったような
ものかもしれませんね。
先日このカメラにモノクロフィルムを装填して街を歩いて
きました。
フィルムは定番のFUJIFILM ACROSS100です。
iPhoneで撮影
少し前までFUJIFILMのモノクロフィルムには100の
ほかに400や1600のラインナップがあったのですが
現在はこの100が一種類だけ。さびしい限りです
街のはずれを散歩していると通行人に近寄っていく
とても人懐こいニャンコを見かけましたよ。
Canon NEW F-1+FD 28mm/F3.5
人の足元の間をすりすりしながら行ったり来たり・・
かと思えばカメラを向けるとピントが合わない位置まで
急接近してきたり・・ちっともじっとしてくれません(笑)
Canon NEW F-1+FD 28mm/F3.5
最後は捕獲されたところをパシャリと一枚撮って
あげました。
ニャンコって撮影するのが難しいですね・・
このNEW F-1、ファインダーを覗くと右側に絞りの
数値が刻まれたメーターが見えるのですが
このメーターの上を動く指針と追針を重ね合わせる
ことで適正露出を得ることが出来るようになっています。
微調整はレンズの絞りリングをゆっくり回すことで
行うのですが、光量の変化を直感的に読み取ること
ができるので大変便利です。
さらにシャッターダイヤルを引き上げながら“A”の位置
に持ってくると右側のメーターが消えてファインダー
下部にシャッタースピードが刻まれたメーターが出現し
絞り優先AEモードとなります。
こうしたギミックもなかなか面白いですね
こうして使ってみるとフィルムカメラってやっぱり面白い
と思いました。
デジタル全盛の今だからこそ一枚一枚を丁寧に撮る
フィルムカメラの魅力を再発見してみませんか?
カメラのキタムラのホームページでは全国のキタムラ
にある中古カメラの情報を見ることができます。
気になるモデルがありましたらぜひ検索してみてください。



